21 September 2015

「青ヶ島でキャンプ」のハナシ。

先日、青ヶ島でキャンプをしてきたので気がついたコトをまとめておこうと思います。

・青ヶ島の概要


八丈島のざっくり80km南に存在する島です。管轄は東京都、人口約170人の島です。空撮画像の方がインパクトあるんですが船で行ったため持ち合わせがないので気になる方はgoogleでどうぞ。


・交通手段について

青ヶ島へ上陸する手段は船かヘリです。どちらも八丈島から出発となります。ヘリならば八丈島空港から、船であれば底土港(そこどこう)等から行くコトができます。ボクは船で行ったので船での上陸方法について記述します。

まず、東京の竹島桟橋より22:30ごろに出発する橘丸へ乗り八丈島へ


2等船室はたまたまひとり占め。電源が各部屋1つあるので延長コードがあると良いかもしれません。


船での移動では東京湾からの夜景がとてもキレイでした。


8:50ごろに到着する底土港のターミナルにて9:30ごろに手続きをして9:50ごろ発の"あおがしま丸"に乗船します。"あおがしま丸"の乗船に予約は必要ありません。


あおがしま丸にはイス席がなくカーペット席のみの船室があります。船室には共用の冷蔵庫・コンセントがあり自由に使うコトができます。船室外には多目的を含むトイレや飲水器もあります。



デッキに出ると橘丸同様に後方のみではありますが見晴らしの良い海原が広がり、備え付けの双眼鏡も使うコトができます。



・滞在方法について

日帰りは…ヘリで来て(09:40着)船で帰る(13:10/13:50発・曜日による)場合ならば可能ですが、4時間程度しか滞在できません。島内散策には旅館かキャンプ場での宿泊が必須です。いずれの場合も予約が必要になります。


・荷物の持ち込みについて

ヘリは重量制限があるので、事前に調べておくと良いでしょう。予約ができていれば余程のことがない限り予定日(時間はズレる可能性はありますが)に到着するコトができるので、重い荷物については現地の郵便局にキャリーカーごと局留めで送り出しておくとスマートです。

船の場合は重量制限は特に無いハズです。就航率も高くない路線なので万が一を考えて必要な装備を厳選して常に持ち歩くのが正解だと思います。


・必要物品について

ボクはバックパックとキャリーカーにそれぞれ以下の装備を用意して向かいました

→ バックパック
寝袋・着替え・コップ・ロープ・ハンモック・調理セット(スプーン・フォーク・メスティン・エスビット・固形燃料など)・ウォーターバッグ・防水バッグ・洗剤・ヘッドライト・ランタン・太陽光発電機・モバイルバッテリー・iphone/ipad・モバイルルータ

→ キャリーカー
テント・テント用マット・食料・イス・テーブル

寝袋は持って行ったのですが…たまたま暑い日が続いたので使うコトはありませんでした。全部出してみたらこんな感じです。


…あんまり良くわかりませんね。amazonで購入可能なもののみリンクを下に用意しておきます。


・移動手段について

現在、青ヶ島のwebページにて島の見取り図が公開されています。平面なので歩きやすそうに見えますが、各所とんでもない坂の登り降りがあります。初めて船で訪れたならば、まず目の前にある島内へ向かうトンネルまでの坂を見てココロが折れるコトでしょう。


でも安心してください、3時間で慣れます。

キャンプに訪れた場合、事前に予約していたとしてもまずは役場へ行かなくてはならず、船で訪れた場合にはそのために高低差100m超クラスの超絶な急坂を2度、それぞれ1時間程度かけて登る必要があります。個人差はありますがキャンプ場まで1時間、役場まで1時間ひたすら歩きます。役場に向かう途中で早速青ヶ島"らしい"景色に出会えるので休み休み行くのがイイでしょう。


戻ってくるころには坂にも慣れているとは思いますが、歩きに自信がない方はヘリで行き、島でレンタカーを借りるのが良いのかな、と思います。集落にある自動車整備工場が取り扱っており、ヘリポートが集落内にあることからさほど歩くことなく訪れるコトができます。


・キャンプ場について

キャンプ場は無料で利用することができますが、利用は前述のとおり事前の申請が必要です。また、キャンプ場は9つの区画に分けられており、テントの設営は利用する区画が決定してからとなります。

到着後まずは役場に行き注意事項・島内の案内・地図・分別用のゴミ袋をまとめた書類を受け取り、区画を決定してからキャンプ場戻るコトになります。ひょっとしたらそれまでに区画を決定できるのかもしれませんが…ボクが訪問した際には事前申請のemailがまさかの不達で役場に行ってから全て手続きを行ったため正しい流れはわかりません。emailの返信がない場合は電話で確認するのが確実かと思われます。


・買い物について

集落に1つだけある商店には生活に必要な飲食料が一通りそろっています。卵はバラ売りもしてくれるので一人で訪れても安心です。オミヤゲになる"ひんぎゃの塩"や"あおちゅう"、枚数限定で販売されるTシャツもコチラで購入可能です。喫煙者はそこから少し歩くとタバコの自販機が1台あります。購入にはtaspoが必要です。


商店前の休憩所にはネコがのんびりしてたりします。


・生活について

キャンプ場の炊事場の水は雨水を貯めて出しているとのことで飲むことはできません。基本的に役場の水道で確保する必要があります。それでもお腹の弱い方は念のため飲料水は別途用意しておいた方が良いとの話もありましたので柔軟に対応するべきでしょう。
洗濯が必要であれば防水バッグを活用すると良いでしょう。晴れの日は太陽がとても力強く、洗濯物は最速1時間で乾きます。

トイレもキャンプ場内にあります。ただしトイレットペーパーをストックする場所が見当たりませんでしたので用意しておくと良いです。

入浴については徒歩10分程度の場所に地熱を利用したサウナがあります。利用料は300円で・バスタオルを1枚貸し出してくれます。水道管も地熱の影響があるようで、浴槽の湯温は50℃近くになります。サウナも同程度の温度。水道管もその影響があるようで冷水は出る可能性が極端に低いです。

集落内に郵便局が有り、ゆうちょ銀行のATMが稼働しています。もし金銭的に余裕がなくなりそうな場合はこちらへ。

食事については、何も持参していない場合は前述の商店で購入するアレコレをそのまま、あるいはサウナ付近の"地熱釜"で加熱調理して食べるか、もしくは集落内に2件ある居酒屋を利用する方法があります。
ボクはメスティンとエスビット・米と小さいレトルト食品を持参していたのでそれらを中心に、たまにおイモ・商店で買った卵など地熱釜で加熱して食べてました。

居酒屋さんでは地酒の"あおちゅう"もいただけます。1度だけお伺いしましたがみなさん気さくに声をかけてくださるのでとても楽しく過ごすコトができました。


ホントはたくさんご縁に恵まれ、島の方々にとても良くしていただいたのですが…その詳細を書いてしまうと"そうしてもらえる"とカンチガイする人も出てきそうなのでココでは伏せます。


・必要経費について

東京からの往復は船ならば約2万円で行って帰ってこれます。また八丈島航路は東海汽船なので株主優待券の利用が可能で、それを利用するとさらに安くなります。

往復共に船を利用する場合は復路の八丈島で一泊する必要があります。ちなみに八丈島にも申請は必要ですが無料で利用できるキャンプ場があります。


・一度は訪れる価値があります

人により目的は様々でしょうし、天候に左右される場面も多いでしょうから、島内観光についてはそれぞれ調べてから行くコトをおすすめします。どなたにも一度は訪れるコトを強くオススメできる島です。

ボクは特に目的もなく訪れ、たまたま港で出会った方にアレコレ教えていただき…それらを巡っているとまた道中で出会った方々がアレコレ教えてくださる、という日々が5日間続いたので全く退屈はしませんでした。個人的には島全体が素晴らしい観光地だと思いました。


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